組合員活動報告

「水俣・京都展」プレイベント 寺尾紗穂×永野三智トークライブ

2024.11.26

◇開催日:2024年11月26日(火)
◇主 催:コープ自然派京都「水俣・京都展」プレイベント実行委員会     
◇場 所:京大YMCA会館 2Fホール

コープ自然派事業連合元理事長の大川智恵子さんより、水俣病の患者さん、支援者との出会いが、
コープ自然派の原点の一つであり、水俣の商品を取り扱うきっかけとなったというお話を伺いました。
永野三智さん、寺尾紗穂さんからはまず、この日のために準備された「私みたいな子がいたことを、覚えていて下さい」(「豊饒の浜辺から 第6集」に収録)の朗読とピアノセッションを。
水俣病事件のむごさ、苦しみ、悲しみ、憤りなど、想像を絶する日々の中で生きる人々を、
まざまざと感じる時間になりました。 様々な声を聴きとり、それを書籍や音楽などの形で発信してこられたお2人が、
書かないこと、書けないこと、言葉にできないことも当たり前ではないか、言葉にしないことで守られること、言葉にするとこぼれおちてしまうこと、それを守ることも大事にしたい、とお話されていたことが印象的でした。
忘れられた声に出会うとはまさにそういうことではないでしょうか。
そして水俣病事件はもちろん、現在の社会の様々な問題のそばにある、それらの声に向き合うことが必要なのではないでしょうか。