組合員活動報告

あなたの今日の食卓のその豚肉はかつて生きていた~自然豚ちゃんとアニマルウェルフェアのおはなし

◇開催日:2021年11月9日
◇主 催:商品委員会
◇場 所:ZOOM

株式会社七星食品、営業事業部、大井英樹さんに四国からオンラインでお話しいただきました。七星商品さんの豚舎はアニマルウェルフェア(AW)が進んでいるヨーロッパを手本とし、ヨーロッパよりも高い基準の設備を備えています。
こぶたちゃんにはおかあさんぶたさんの初乳を必ず飲ませ、病気に注意し足元にはヒーターを完備。親子とも、なるべくストレスが無いように肥育されています。農水省はAW飼育の仕方の指針を出していますが、AW対応の農場は広さも必要。施設にコストを掛けてしまうと、豚肉の単価が上がってしまう、すると量販店が買ってくれない。など、一般に広まるにはまだまだ課題の多いAW。大切に育てられている自然豚ですが、それでもおかあさんぶたさんは1年で2回ほど出産させ、6から7回出産すると豚生を終え、こぶたちゃんは生まれて6ヶ月で出荷されます。
今回の参加者の方には、一度も冷凍していないフレッシュな自然豚を後日配送しました。私達は今一度、生き物と食について考える必要があるのではないでしょうか。