組合員活動報告

バイバイ原発3.12きょうと(2022年)

2022.3.12

◇開催日:2022年3月12日(土)
◇場 所:円山公園野外音楽等

ここ数年は曇りや小雨が続き寒い日の開催となっていましたが、今年はうってかわってとても暖かい一日となりました。
 実行委員会の判断により、コロナウィルス感染症のまん延防止等重点措置実施下であることに配慮し、デモ行進は行わず集会だけの開催となりました。
まん延防止措置対策の中にデモ行進禁止は含まれていませんが、「たくさんの人々が集まる中では注意事項を周知徹底できないことに不安を覚える」「この状況下でデモを行うことで良い印象を与えず、伝えたいことが伝わらない」といった声と行うべきという意見などを実行委員会で交わした結果の選択でした。1つの課題に関して意思表示の行動を起こすのも難しい状況となっています。
恒例のうたごえサークルの皆さんの歌が会場に響き渡るなか、ご参加のみなさんが続々と入場されました。参加者は1200名。
開会はじめに、2011年3月11日の東日本大震災と津波に続き起きた福島第一原発事故で犠牲になられた方々に黙祷を捧げ、原発事故をおこさない、すべての原発をなくすこと1点を目的とした、集会の意義を確認した後、今中哲二さんのミニ講演「福島の放射能汚染と福島原発の後始末」と原発賠償京都訴訟原告団や関西電力の原発が林立する福井現地からの報告などがありました。原発事故から11年が経ち、その被害の深刻さやまだまだ明らかになっていないことがあるということが語られるようになってきました。
2月 日には311小児甲状腺がん裁判が、6人の若い原告によって提訴されました。東京電力や政府は福島県の健康調査で判明しているだけでも300人以上の患者がいる小児甲状腺がんと原発事故との関連を認めていません。この裁判に注目していきたいと思います。