組合員活動報告
食べるだけでは終わらせないいのち・自然豚ちゃんを『使う』
◇開催日:2022年2月10日
◇主 催:商品委員会
◇場 所:オンライン
お話は、有限会社生活アートクラブ富士村夏樹さんと佐々木淳子さん。昨年の秋から展開している自然豚(しぜんとん)ちゃんの皮を使用した革製品アニマルウエルフェア (AW) のオンライン学習会です。この後に自然豚ミールキットでランチの予定でしたが、コロナ感染拡大防止の為、ランチは中止となりました。AWについては11月に七星食品さんにもお話を伺いました。
そのときはコープ自然派のブランド豚肉『自然豚』の飼育の様子からAWを学習しました。そして今回は、残された皮も大事に扱おうというお話。富士村さんが実際に四国の七星食品さんの豚舎を視察した様子や、「大事に育てられた自然豚ちゃん、一般的に皮をなめすときに使用される化学薬剤は使い
たくない。」と、皮革製造工場「山口産業」さんと何度も打ち合わせを行い、商品の完成までに費やした2年間の商品ものがたりをお聞きしました。実際の商品を触ってみると、隅々まで施されている丁寧な加工や、しっとり柔らかな革の手触りに驚くほど。使い始めは少し革の香りがしますが、使い込むに従い、やわらかく使いやすく、自分の手に馴染み、革が育っていくのが分かります。 参加者 からは「 とても丁寧な加工が施されてあることが分かった。」「自分達が食べている豚肉の皮も大切に扱う姿勢に感動。」との感想がありました。生活アートクラブさんも七星食品さんも自然豚を「ぶたちゃん」と呼びます。食べて終わりではなく、そのいただいたいのちはこうして形を変えました。その先は、あなたのその手で、育ててみませんか。